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江國 梓 選  2018年11月号

食べ物(飲み物)を面白く詠みこんだ歌を選びました。

(消えてくれ)声なく叫ぶにくしみを湯葉のごとくに掬ひつづけて
土屋千鶴子

もう子らの心配はせぬ紫蘇の実を扱いて塩水にひたす放心
古谷 円

腑に落ちぬことばは横に置いとゐてワンランク上の卵かけごはん(T・K・G)食む
尾﨑朗子

水漬きたる豆苗淡く再生しキッチンカウンターに揺れるさみどり
浦河奈々

これ以上増えないワカメ黒々とあなたがここにいないとおもう
辻 聡之

昧爽のSAに星入りのサイダーを売る自販機ありき
鈴木加成太

肋骨の右の上から二番目はポッキー製ですぐに折れます
大橋謙次

新宿と張り合う人もいるらしい町田よ誇れ「まちだシルクメロン」
羽嶋聡子

夕暮れの八百屋にひとつ白菜を抱けばはるかな吾子生れし朝
東山研司

凍りたるドーナツ運びトラックは朝の陽射しに白き息吐く
遠藤由季

※( )内は、前の語のルビ