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川島 結佳子 選  2018年05月号

人の名前が入った歌を選びました。

カタカナのカズオ・イシグロどつと積む書店 人麻呂より千年後
高尾文子

春の夜や空穂の妻の肩に来て空穂の背に移るモモンガのうた
米川千嘉子

カラバッジォ『ナルキッソス』のみる水面老いから逃げたわたしが沈む
大井 学

全粒粉のパンみしみしと嚙んでおりメルケルは理論物理を学びき
松村由利子

「みよちゃん」は我の事なりタッパーの葡萄を祖母はわれにすすめて
川口慈子

好き勝手に音読をするマサカズをカメのジョージがじっと見ている
貝澤駿一

古本の匂いで腹痛もよおした腹のうえには漱石鷗外
丸地卓也

ことのはは電子にのりて飛び交えり 料紙乏しと嘆きし世阿弥
佐山加寿子

なにもかもだめだめの人だつたけれど尾崎豊は上手に唄つた
江國 梓

一斉に欅散り急ぐ霜月の夜にニュートンの力美し
佐藤 衛

※ 40周年記念特集号「作品特集Ⅰ・Ⅱ」から選んでもらいました。