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川口 慈子 選  2018年07月号

植物を詠った歌を選びました。

夏に思ふ春のさまざまちひさかりオホイヌノフグリ、手袋、雛(ひひな)
川野里子

麦粒腫われも目薬さしにけり台湾大学の椰子の木陰に
日置俊次

宇宙からレモン一個がおちてきて殲滅する夢さめることなし
佐野豊子

ふるさとのこの集落に米つくる農家は二人ひとりは老い父
外前田 孝

友達と草間彌生じゃねぇかって笑って歩く桜並木を
川島結佳子

にぎわいのまひるのスーパー銭湯に泰山木の厚きはなびら
辻 聡之

一科一属一種貴(あて)なる気品もちシラネアフヒの咲く佐渡の峰
佐山加寿子

「あの枝で眠りき」といふガジマルの陰われの知らぬ娘の時間
名嘉真恵美子

ままごとの夕餉にきみがよそひたる椿の鰆、つばきの小粥
鈴木加成太

たぶんまだ半分の生 山椒の葉を叩いては香を呼び出しぬ
遠藤由季

※( )内は前の語句のルビ