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上條 素山 選  2018年09月号

人間も含め生き物の歌を選びました。

すつぽんを食べながらまだ生きてゐるすつぽんが伸ばすあたま見てをり
川野里子

地下鉄のドアに貼られた広告の小さな広瀬すずを撫でまくる
郡司和斗

かわにながれるもののすがたはうちがわを病みつついきるひとのすがたは
中山洋祐

金星と火星あかるくてる夜の泣きぼくろ欲しかったっけな
大井 学

音たてて青柿落ちる六月の地球の肌をあらふ雨音
黒木沙椰

熱中症にならぬようにと人間は炎天の下(もと)自転車を置く
徳力聖也

こんなことどうでもいいが耳かきを挟み歌集の戻ってきたり
平山繁美

長く病みて苛烈なる神を信じたる人訪ひ来たり安息日のゆふべ
宮部堂朗

大淀の泥食ふぼらよ悪食のやまざればおのれ笑ふ顔して
坂井修一

みづいろの朝顔咲けばその上に乗らんと伸びる伸びるまひまひ
馬場あき子

※ (  )は、前の語のルビです。