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鈴木 加成太 選  2024年02月号

語気のある歌を選びました。

お札とか期待している犯人に引き破られた「ママへ」の手紙
川口慈子

「着てたのは白い服だった」ガザの母は血染めの骸を息子と認めず
山内活良

黙るという選択は夕焼けに似る 何を語るんだろう、その色で
貝澤俊一

腐つちやうほどあるといふ柿を母は受話器越しにたんとたんと渡し来
碧野みちる

濛々と蒸篭の湯気より取り出して熱いですよ、中華街なり
池田広明

教会のまへに寺あり(この創(きず)をどこで癒やすか)ゆらめく影よ
宮崎 浩

こんなにも色づく秋は魔女となり幻の子をたくさん食べよう
島本千代子

ええもんが来てるかと見るポストにはコロナ七回目の接種券あり
藤村郁代

病院の待合室のテレビには「みんなの体操」しーんと見ている
山田圭子

寒風の西萩ホームに手作りの弁当食むOL抱きしめたいよ
江國 梓

※( )内は前の語句のルビ